こんにちは。ぺんちゃです。
20代後半になって、妊娠出産について嫌でも考えなければいけない年齢になってきました。
今日は少し自分の考えを整理したく、筆をとった次第です。
目次
子供欲しいと思ったことがなかった
私は今まで強く「子供が欲しい!」と思ったことがありませんでした。
というのも自分自身があまり良い家庭環境ではなかったため、
「子供を産んでも絶対育て切れない」
「イライラしたら親と同じように手をあげてしまうのでないか」
「この生きづらい世の中に産み落としていいものか」
「親のエゴで産んでいいものか」
という思いがあったからです。
(反出生主義的な考えがあったように思います)
病気になってさらに強く思うように
22歳で指定難病の成人スティル病になってからはますますその思いは顕著になりました。
「ただでさえ自分の医療費でお金がかかるのに、子供がいたらやりたいことさせてあげられない」
「遺伝はしなくても遺伝的素因は継がれる。もし難病になったら。同じ思いさせたくない」
「私が早死にしたらどうする」
同病の人が若くして亡くなっているのを見て、ますます将来の不安が強くなり、
子供がかわいそうと思うようになったのです。
結婚を機に考えが変わる?変わらない?
2023年に大学生の頃から付き合っていた彼と結婚しました。
夫は「子供は育て切る自信がないからいらない」派の人だったので、私も安心して結婚することができました。
もし強く子供を望んでいるのなら、私は産んであげられないと思っていたからです。
結婚して数年、特に再燃を起こすこともなく、日々穏やかに過ごせることに感謝しながら過ごしていました。
結婚したからといって、夫と私の遺伝子を継いだ子供が欲しいということもありませんでした。
出産ラッシュで気持ちに変化が
25歳になったあたりから、チラホラと出産をした知り合いが増えていきました。
27歳になると、親友が出産しました。
今まで子供・赤ちゃんを見ても全く可愛いと思わず、かえって煩わしく思っていた私ですが、
親友の赤ちゃんを見た時、「かわいいな」「私も産まなきゃな」と無意識に思っていました。
その辺りから「子供いらない」から「本当にいらないままでいいのか」と疑問に思うようになりました。
「早死になんて言っているがこのまま後50年近く生きたらどうするんだ」
「夫をパパにしてあげなくていいのか」
「おばあちゃんにひ孫を見せてあげなくていいのか」
「産めるかもしれないのに子なしを選択していいのか」
そんな考えが沸々と湧いてくるようになりました。
Youtube・本を見漁る日々
ただ、「子供いらない」と思っていた期間が長かったため、その考えは私には不思議でまた、とても怖かったです。
私は本当に子供を欲しているのか、ただの気の迷いではないか
全くわからなかったので妊娠や出産シーンの動画を観まくりました。
つわりや分娩方法、いきみ方から会陰切開、はたまたモンテッソーリ教育、沐浴の仕方など
まだ産んでもいないのに赤ちゃんの世話の仕方を調べたりしました。
妊娠すらしてないのになぜか手元に無痛分娩の本があります。
かと思えばDinks(選択子なし)の本を読んでみたり、子なしの芸能人を調べてみたりもしていました。
周りの友人を見て「まだあの子は子供いないよね?」と安堵することも。
でも全く自分の本心がどうなのかを知ることはできませんでした。
そもそも私は産めるのか?
出産は命懸けです。健常者であっても、母子共に健康に、元気に出産を終えられるとは限りません。
私の場合、指定難病を患っているため、ハイリスク妊娠になります。
「膠原病・リウマチ疾患と妊娠・授乳ハンドブック」によれば、
妊娠中に再燃する可能性は50%近いですし、膠原病を持っていると早産・流産の可能性が健常者に比べて高いです。
出産後も再燃する可能性は高いようです。
再燃すれば薬は増えますし、症状が重ければ妊娠をやめる(子供をおろす)という選択肢も出てきます。
上記のことが起きた時、負担がかかるのは子供です。
そんな辛い思いをさせてまで欲しいものなのか、正直全くわかりません。
悩みは尽きない
妊娠出産というデリケートな話は周りにはなかなかできません。
この世の中、子供が欲しいと思っている人の方が多いので、
子なしにするかどうかなんて選択がない人の方が大多数です。
おそらく健常者の方は「悩むなら産みなよ」という人ばかりでしょう。
ただ、難病持ちにはそんな選択を簡単に取ることはできません。
難病さえなければここまで悩まなくて済んだのでしょうか?
体力的にも32歳までにはこの悩みに終止符を打ちたいところです。
現在、妊娠禁忌の薬、妊娠したいならやめねばならない薬をいくつか服用していますが、
どちらの選択もできるように、妊娠禁忌の薬をやめて様子を見ようと思っています。
夫が「やっぱり子供が欲しい」となった時すぐ妊活できるように。
今「いらない」と持っていても心変わりしてしまうのが世の常ですから。